こんにちは!
音楽ネタを書くのは久しぶりのような気がします。さぼりすぎて筆が重い・・・
ハノン、皆さん使ってますか?
言わずと知れた、指のトレーニングの超有名どころ。家での練習時、毎回ハノンから始めて指をほぐして、
次の練習曲へとすすんでいく、みたいな使い方をしてる方も多いと思います。
ただひたすらに、5本の指を均等に・正しいフォームで・適度な力(脱力)で弾けるように鍛える教本です。
面白くはないけど、指を鍛えるのにはもってこい!
うちの教室でも、バスティンレベル2を終了してブルグミュラーに入るあたりから、併用教材として使っています。
ブルグミュラーくらいになってくると、求められるテクニックも初心者を抜けて、本格的になってくるし、様々なテクニックを学んでいくので、指作りの基礎として併用して使うのがお勧めです。
さて、そのハノンですが、子どもによって難なくスイスイ弾けてしまう子もいれば、(他の曲は上手いのに)なかなか正しく弾けず苦戦している子、など様々です。
自分自身もハノンを当然のように小さいころから弾いてきたけど、他の子のレッスンは見学できるわけでもないので、どんなもんなのか知らなかったんですよね。
難しくない(1番~20番までは)と思っていたけど、そうでもないのかも・・・と認識を改めさせられました。
意外と普段使っていない指の筋肉?とか指使いを使っているんですよね。だから弾きにくい子にとっては、
弾きにくい。弾き易い子にとっても、学べることはたくさんあります。
子供のころから今までつまらない指の練習だ、と切り捨てていたハノンへの思いをちょっと反省・・・
さて、どうやってハノンを苦手な子に使おう?
なかなかうまく弾けない子には、ツライ・楽しくない練習になってしまい家での練習にも力が入らなそう。
レッスンでとりあえず、最初から最後まで弾かせて慣れさせる、という事を何度かしてみたけれど、
音符を追うのと指を正しい位置に持ってくることに忙しくて、なかなかうまく弾けません。
そうなるとハノンで本当に教えたい、指の形や、いい音を出すための力加減(脱力)とかを全然教えられないのです。
というわけで、こないだは新しい方法を試してみました!
それは、1小節だけ弾かせる、というもの。
1小節だけ取り出して、片手や両手で弾いてもらいます。(1小節だけなら数回練習すればすぐに弾けるようになる)
そしていろんなアレンジをここで発動。
スタッカート(歯切れのいいやつ/ソフトなやつ)・丁寧なレガート・フォルテ(f)・ピアノ(p)・
ゆっくり・速弾き etc.......
リズム弾きも加えたり、指の形に注意しながら弾いてもらうのも◎
そして、次に適当な小節へとジャンプ。同じことを他の小節でもやります。上方形と下降形も両方。
そうすると、短いからどんなアレンジも弾けてしまう。
最初から最後まで自信なさげに弾いている時より、短いバージョンを得意げに弾いている時の方が
顔が明るい!より集中してる! 私としても嬉しいです。
これは、スイスイ弾けてしまう子にも有効です。なぜなら人は短い時間の方がより集中できるから。
細かいことにできるだけ集中して取り組めば、効果も倍増です。
出来る=自信につながる=前向きにピアノに取り組める
いい循環ですね~!ちょっとの工夫で、生徒も私も楽しくレッスン出来るし、教えたいことが教えられる。
いやはや、勉強になります。
こうやって私の引き出しが増えていくのですね~。ありがとう、みんな!(^^♪
皆さんも、ちょっとの工夫で・ちょっとやり方を変えるだけで、嫌いな練習が変わるかも!?
お試しあれ!
Miki Piano Studio
ミキピアノ教室
♯仙台市 ♯泉区 ♯ピアノ教室
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